住んでいる地域を校区としている市立の中学校にはピアノとヤマハのエレクトーン、ステージアがあるそうです。
しかし、ある事はいいのですが使う機会が全くなく、生徒が自由に使わせてもらえるわけでもないまま準備室にしまわれているのだとか。
自分が小学生の頃にも、音楽室にはピアノとエレクトーンがありました。けれど、ご存知かと思いますがエレクトーンはピアノと違い多くのボタンと機能を持っています。使い方を知らない人には、到底その本来の機能を使って何かをするという事は無理だと思うのです。実際、その時音楽を担当していた先生は使い方が分からないからと授業で使う事はありませんでした。
正直、学校にエレクトーンが必要なのだろうかというのが中学校で死蔵しているというエレクトーンの話と過去を思い出して感じた自分の感想です。
確かにエレクトーンは様々な音を出しますし、現代の音楽を再現出来る楽しい楽器ではあります。しかし、今の小中学校の音楽の授業内容でエレクトーンが必要でしょうか。色んな楽器の音を聴かせるにしても、正直エレクトーンの音はあくまでも電子の音であり本物には似ていないですし、CDを使った方がよいのは明らかです。また授業以外の部活にしても、例えば中学校の音楽系の部活としてブラスバンドがメジャーですが、まず使う場面はありません。
実際にあまり使われない、使える先生しか使えないようなものをわざわざ税金を投入し学校に入れる理由があるでしょうか。
それもステージアと言えば、今回の話のステージアがどのタイプのものかは分かりませんが、今一番高性能とされるシリーズで100万前後である事は確かです。
学校におけるエレクトーン利用状況がこの様な状態で、はたしてここまでのレベルのものが本当に必要なのでしょうか。
甚だ疑問でなりません。